前提となる「本字の字画数」についての解説

この3つの条件を満たせば正しい鑑定をすることが出来ます。
①旧字体 + ②筆字体 + ③部首 は本来の字の画数
※新字体は論外 しかし、①旧字体だけでは不十分(+②+③条件)

正しい字画算定をしているサイト/書籍を見分ける方法

漢字 正しい字画 間違いの字画
「郎」 14画※白 + ヒ + 部首 “ おおざと “ = 邑7画 9画
「陽」 17画※部首 “ こざと “ = 阜8画 12画
「藤」 21画※部首 “ 草冠 “ = 艸6画 18画/19画
「寛」 15画※部首 ”ウ冠 “ ⇒ 非部首草冠++/「、」 13画
「歩」 7画※右の「、」無し 8画
「雅」 12画※牙⇒レ 13画

などで確認してください。

「姓名判断」に使用する「字」の「正しい字画算定」10ルール

ヘン・ツクリ・カンムリが部首の場合、本来の独立した字の画数に。
草冠→「艸」6画 さんずい→「水」4画 りっしんべん→「心」4画
てへん→「手」4画 しめすへん→「示」5画 ころもへん→「衣」6画
けものへん→「犬」5画 くさかんむり→6画 しんにょう→「走」7画
こざとへん→「阜」8画 おおざとへん→「邑」7画 おうへん→「玉」5画
にくずき→「肉」6画 つきへん→「月」4画 しょうへん→4画
江戸時代まで使っていた漢字を適用する(筆字:現在はペン字)。
「恵」12画 「広」15画
(黄の真ん中に一)
「黒」12画 「渋」16画
(さんずい:水)
「寿」14画 「斎(さい)」17画
「斉(せい)」14画 「学」16画
「栄」14画 「国」11画
「静」16画 「豊」18画
「沢」17画
(さんずい:水)
「来」8画
亜→「亞」8画 「浅」12画
(さんずい:水)
「浜」18画
(さんずい:水)
「暁」16画
「満」15画
(さんずい:水)
万→「萬」15画
(くさかんむり6画)
「奥」13画 「関」19画
桜→「櫻」21画 「絵」19画
滝→「瀧」20画
(さんずい:水)
辺→「邊」22画
「邉」21画
(しんにょう:走)
「顕」23画
「条」11画 「雅」12画
ヘン・ツクリ・カンムリが部首でない場合、そのままの画数にする。
「染」9画
(部首木)
「樋」15画
(しんにょう筆字4画)
「敬」13画
(部首ぼくにゅう、
くさかんむり++4画)
「窪」14画
(部首ウ冠)
「暮」15画
(部首日、
くさかんむり++4画)
「夢」14画
(部首夕、
くさかんむり++4画)
「酒」10画
(部首酉)
「初」7画
(部首刀)
「琴」13画
(左の王だけ玉)
「英」11画
(部首くさかんむり6画)
「瑛」14画
(部首―玉5画さらに++)
「神」10画
(部首―示5画)
「榊」13画
(部首―木:示→ネ)
部首でなくても、元の字に直すもの
「郎」14画
(良(7)+邑(7))
「節」15画
(良(7))
「郷」17画
(3+良(7)+邑(7))
明治時代に略した字をもどすもの。筆字での画数にする。
広→「廣」15画
(黄の上に一)
「隆」17画
(“こざと”を阜(7)
さらに生の上に一)
「徳」15画
(“心”の上に一)
「ヽ」の入るもの
「寛」15画
(部首でない{くさ}→ 「++」
そして「ヽ」)
「塚」13画
(+「、」)
筆字で旧字のほうが少ない画数の漢字
「比」ヒ+ヒで
5画→4画
「柴」10画→9画
「紫」12画→11画 「歩」7画
(右下ヽを取る)
「巻」8画
(己→2画)
「雅」12画
(牙4画→3画)
「勉」9画 「政(レ)」8画

▼「かしがまえ」をすべて「はこがまえ」に統一したため、本来「かしがまえ」の字は直す

*「工がまえ」:巨5画
「臣」7画→6画
(2画目を「L」)
「匠」7画→6画
「賢」16画→15画 「樫」16画→15画
「ひらがな」は筆字の画数で、方向を変えるところと、小さく曲がるところで1画プラスする(筆字:現在はペン字の画数)。
「え」3画 「お」4画 「す」3画
「そ」3画 「な」5画 「は」4画
「ひ」2画 「ほ」5画 「ま」4画
「み」3画 「む」4画 「ゆ」3画
「よ」3画 「わ」3画 「ゐ」3画
「ゑ」5画 「を」4画 「ん」2画
  • 「あ」は、筆を離さないので3画
  • 「る」は、筆を離さないまま、はねるので、「ろ」と同じ2画
  • 「カタカナ」は、そのままの画数
一から十までの漢数字は意味を優先して数える
「四」4画 「五」5画
「六」6画 「七」7画
「八」8画 「九」9画
「十」10画 「百」6画
「千」3画 万→「萬」15画
(くさかんむり6画)
「々=くりかえし」は前の字に戻した画数
「佐々木」⇒「佐佐木」 「野々村」⇒「野野村」
「奈々子」⇒「奈奈子」 「菜々子」⇒「菜菜子」

正しい字画が使われていない原因についての解説

残念ながら95%のサイト/書籍の画数が間違っているのですが、原因は分かっています。
新字体=昭和21年11月にGHQが、漢字が難しいので民主主義が根付かない、ことを嫌い、当用漢字(当面使ってみる:簡略字)を1850字決めました。その後、追加され、2136字が現在は常用漢字として、小学校1年生から6年生までで習う字になっています。

新字体で姓名判断をするのは論外ですが、旧字体と言われるものも、700年前:中国の明朝時代に、木版印刷(凸版)が発明され、字を彫り出しやすいように、「曲線⇒直線」「、=点:を取る」という2つの簡略化が実施されました。
*「雅:牙⇒レ12画が本字画数」「ヰ⇒レ3画が本字画数」「緒:、を取る」「塚:、を取る」・「類:犬の点を取る」・「理:玉の点を取る(王へんはすべて宝石に由来する字)」・・・・・など多くの字を彫り易く簡略化しました。

江戸時代に日本では、瓦版・黄本・浮世絵などに使う字を明朝体(略字:現在も使われている)が使われてきました。宗門人別帳などには筆字で本字を書いてきましたが明治政府が、戸籍台帳を作るにあたってペン字(*インク瓶)で台帳が作られましたが、その際、明朝体を採用しました。ゆえに、姓名判断師が「旧字体」というのも、30%以上の字の画数が違っています。

また、1200年前の漢朝の時代に「楷書:役人が書き易く簡略化した字」=部首を簡略化:「拓:てへん=手4画:9画」「洋:さんずい=水4画:10画」「怜:りっしんべん=心4画:9画」「陽:こざとZ=阜8画:17画」「部:おおざと=邑7画:15画」「藤草冠=艸6画:21画」・・・・・ などが簡略化して使われてきました。

「本字」は「小篆体(=印鑑に使われている字体」ですが、 「姓名判断」は「小篆体」を適用すれば、正しく鑑定できますが、数百年の歴史の中で、正しく鑑定できる姓名判断師が、ほとんどいなくなってしまいました。

ゆえに、今の姓名判断師は、吉凶占い(*鑑定者をごまかすことが出来る)をしていて、実用的(対人関係)などでは一切使われません。それは、画数が間違っているからです。

私は、15歳の時に療養をきっかけに姓名判断に関心を持ちましたが、「本名:衛藤達夫」「衛:15画・16画」「藤:18画・19画・21画」「達:12画・13画・16画」「夫:4画」:と書籍によって画数が違い、18通りが、出来てしまい、その時から「本字」探しを始めました。
そこで行き当たったのが「小学館発刊の漢和辞典:小林信明氏監修」で、そこには、各字の下に小さく本字と本字の画数が書いてあることを発見しました。

正しい「姓名判断」の未来のために

2020年から、正しい画数と鑑定をする弟子の養成を始めました。
「算命学」/「四柱推命」/「九星気学」現役占い師の方が、私を評価してくれ、すでに5名が事業を始め、さらに、2024年1月現在、2名の養成を行なっています。
正しいものを残すために・・・そして、間違った「姓名判断サイト/書籍」が氾濫していることにより、「姓名判断」そのものが否定されないために・・・

60年本字画数を探してきた私を信じ無料診断サイトをご利用ください。
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